AI英会話「Speak」で通訳案内をブラッシュアップ ~ 通訳案内士試験の二次試験対策にも!
通訳案内士として観光客の方をご案内するにあたって、やはり「もっと自然な英語で伝えたい」「表現をブラッシュアップしたい」と感じる場面は多いです。
そんな折、出会ったのがAI英会話アプリ「Speak」。24時間好きなときに、好きなだけ話せるとのことで、実際に使ってみました。
目次
- AI英会話アプリ「Speak」とは?
- 「Speak」を使うようになったきっかけ
- 実際に使ってみた流れ
- プレゼン、逐次通訳、質疑応答の練習として
- 使って感じたメリット・デメリット
- まとめ:とにかく場数を踏める!二次試験にも実務にも役立つ
1. AI英会話アプリ「Speak」とは?
Speak は、AIを活用した英会話学習アプリです。手軽に「英語を声に出して練習できる」のが特徴です。韓国発のサービスで、日本やアメリカを含む世界各国で利用者が増えており、「AIとの会話を通して実際に英語を話す力を伸ばす」ことを目的としています。
主な特徴
- 音声認識と発音チェック
→ 自分の発音をAIが採点し、正しく伝わっているか即時フィードバックしてくれる。 - 会話練習(シナリオ型・フリートーク型)
→ レストラン、観光案内、ビジネス会話などテーマ別シナリオで練習可能。 - 即時フィードバック
→ 文法や表現の修正、より自然な言い回しをその場で提案してくれる。 - 24時間いつでも練習可能
→ 相手に気を使わず、恥ずかしさゼロで英会話の練習ができる。
2.「Speak」を使うようになったきっかけ
海外からのお客様を通訳案内するたびに、「もっとわかりやすい説明ができたのではないか」と常に反省する日々です。よりよいガイドをするためには、どうしても場数が必要です。それで、説明力を磨く練習ツールになるのでは?と思い、「Speak」を試してみることにしました。
ちなみに、オンライン英会話も試したことがありますが、「今やりたいのに、予約が必要」「講師に遠慮して、自分が納得するまで練習できない」といったこともあり、練習する場としてはあまりよくありませんでした。
その点、SpeakはAI相手なので、失敗しても恥ずかしくない。しかも24時間いつでも練習できるため、すきま時間に「声を出す」習慣を作れます。
これはまさに、ガイド案内で必要とされる「英語で対話する瞬発力」を鍛えるのに最適でした。
そして、通訳案内士の二次試験(全国通訳案内士試験口述試験)では「プレゼンテーション」「逐次通訳」「質疑応答」が課題なので、通訳案内士の二次試験対策としても最適ではないかと思います。私が試験に挑戦していた昔に、こうしたサービスがあったらよかったのに…!!
3. 実際に使ってみた流れ
まずは、AI英会話スピーク | Speak に会員登録。メールアドレスやLINEアカウントで簡単に登録でき、7日間の無料体験で始められます。(※下記は、2025年11月時点の機能です)
無料トライアルの開始方法
スピークアプリ > プロフィール > 設定 > メンバーシップ管理
無料トライアル月の月額または年額プランを開始すると、選択したプランに含まれるすべてのスピークコンテンツを7日間無料で利用できます。無料トライアル終了の24時間前までにサブスクリプションをキャンセルした場合、自動更新は行われず、料金が請求されることはありません。
サブスクリプションを開始してアプリを開くと、いくつかの学習モードが表示されます。私が特によく使っているのは以下の3つです。
- ① シナリオ練習 – 旅行や日常会話などのシーン別に会話をロールプレイ
- ② フリートーク – AIと自由に会話できるモード
- ③ 発音チェック – 音声を録音し、AIが細かく発音を評価
例えば、「フリートーク」を使って、「今から神社のガイドをするから質問してください」と伝えると、AIが観光客役になってやりとりしてくれます。
神社案内のフリートーク例(クリックで展開)
AI: Great! What is the name of this shrine?
私: This is Fushimi Inari Taisha, one of the most famous shrines in Kyoto, known for its thousands of red gates called “torii”.
AI: Why are there so many torii gates here?
私: Each torii gate was donated by individuals or companies to express gratitude and pray for prosperity. That’s why there are thousands of them along the paths.
AI: Interesting! What kind of god is worshiped at this shrine?
私: The main deity here is Inari, the god of agriculture and business success. People come here to pray for good harvests, wealth, and opportunities.
AI: Thank you! Is there a special custom or thing to do when visiting this shrine?
私: Yes, usually visitors bow at the entrance, cleanse their hands at the water basin, and then offer prayers by bowing twice, clapping twice, and bowing once more.
このように、実際の会話に近い流れで練習できます。
4. プレゼン、逐次通訳、質疑応答の練習として
4.1 プレゼンテーションの練習
口述試験の課題の一つが、日本文化や観光地などについて予め決められた3つのお題から1つを選んで、2分間のプレゼンをすること。ガイド現場でも「あれは何? 詳しく教えて」といった場面は頻繁にあります。
Speakのフリートークモードでは、自分が話した英語の文章をブラッシュアップしてくれます。

自分の英語に対して、やさしくフィードバックしてくれるので、本当によかったよ。
たとえば、「祇園祭」について話したところ…
・私: The Gion Festival in Kyoto has a history of over 1,000 years…
・AI: より自然な表現として「a tradition that has lasted more than a millennium」を提案します
AIがただ「正しい/間違い」を指摘するだけでなく、より自然で観光客に伝わる表現を提示してくれるのが印象的でした。
4.2 逐次通訳の練習
日本語の解説を英語に訳す逐次通訳もSpeakでシミュレーションできます。
例えば:(日本語: 「日本では四季を通じて様々な祭りが開催されます。」)
・私: In Japan, various festivals are held throughout the four seasons.
・AI: 正しいですが、「throughout the year, reflecting each season」という方がより自然です。
通訳案内士として現場でよく説明するフレーズをそのまま練習できるのは非常に実用的でした。
4.3 質疑応答の練習
観光客からの質問にとっさに答えるのは試験でも現場でも重要です。SpeakはAIが質問を投げてくれるので、即答する練習ができます。
・AI: What is one of the most popular foods in Japan?
・私: Sushi is one of the most popular foods. It is not only delicious but also represents Japanese craftsmanship.
AIが「Can you tell me more about that?」と深掘りしてくれるので、答えを広げる練習になりました。これは本番の試験だけでなく、実際のお客様対応にも役立ちます。
5. 使って感じたメリット・デメリット
メリット
- 24時間、好きな時に練習できる
- 恥ずかしさゼロで声を出せる
- 発音や自然な表現を即時に学べる
- 試験形式の練習だけでなく実務にも応用できる
デメリット
- 会話の幅や文化的背景の深掘りは人間講師に劣る
- 雑談的なやり取りはやや単調
6. まとめ:とにかく場数を踏める!二次試験にも実務にも役立つ
AI英会話「Speak」を試してみて感じたのは、
「現役ガイドとしてのスキル維持・向上にも使える」だけでなく、
「通訳案内士二次試験の練習に直結する」という点でした。
通訳案内士として、Speakは毎日の“口慣らし”に最適なツールだと感じました。
試験対策としては、プレゼン・逐次通訳・質疑応答のすべてをカバーできます。さらに実務面でも「観光客からの質問に答える瞬発力」「より自然な表現を学ぶ」点で、日常の自己トレーニングとして有効です。
試験を目指す方にも、すでに現場で活動している方にもおすすめできます。

